転職後一年経過

 まだ読者もいないと思いますが、更新を全くしないまま、転職後一年が過ぎ去りました。新しい職場に慣れるので、精いっぱいって感じの一年でした。

 前の投稿で、前職を行いながら博士課程を終えたと書きましたが、新しい職業は大学教員です。専門は、国際協力や平和構築といったところですが、人の移動全般に興味があります。現在は、日本へ入ってくる外国人の動向に関心があります。

 通常こういった学問は、社会科学部や今増加傾向にある国際学部的なところにある専攻かと思います。しかし、僕は文学部で教えています。その関係で、英語も教えています。そっちがメインになるとは思っていなかったのですけどね。

 一年大学教員をやった率直な感想は、校務が多いということだと思います。私が学生のころには知りえなかったことかもしれませんが、想像を超えていました。しかし、僕は結構ポジティブに楽しんでやれていると思います。

 大学教員の職務はよく(1)教育(2)校務(3)研究と三分割して語られますが、校務と教育にさほど境界線はないという印象を持っています。校務も携わった分だけ物事が進むという印象ですので、無駄なことをやったとい印象はありません。

 ただ、研究ができませんでした。それは多分「研究したいことが枯渇していた」ということに他ならないと思います。博士論文で一応自分の専門や知識を全投入してしったために、次が見つからないという現象です。特に二度と行く機会がないスーダンを舞台とした博士論文書いてしまいましたから・・・スーダンは大好きなんですけどね。また別の機会に書きます。

 一年経って、自然と今後取り組みたい研究テーマが見えてきました。それは、上に書いた増え続ける外国人とそれに対する対応が一点。もう一点は、昔からの専門である人道支援と、開発支援のかかわりについてです。平たく言えば、途上国に人道危機が起こると人道支援が行われます。でその後は?っていう話です。

 あと本執筆・編集作業を2件抱えています。今までの2冊の本の出版に携わらせていただきましたが、その都度ドキドキでした。間に合うのか、他の執筆者とのバランスはどうなのか・・・などなど。でも、自分の論理を整理するいい機会にもなると思います。

 今日は大学教員になって一年がたったこと、また職業に関しての現在の感想を書きました。これからさまざまな出来事への感想などもマメにアップしたいと思います。